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V2H(V2X)の導入費用はどのくらいかかる?

高額とされているV2Hですが、実際にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
本体代金から工事代金までわかりやすく解説します。
例として、人気メーカーであるニチコン、オムロン、パナソニック、長州産業の売れ筋機種を参考に、設置にかかるおおよその総額と内訳をまとめました。

メーカー

EVパワー・ステーションは、停電時でも電気が使える安心感と、EVの充電時間を短縮できる利便性を兼ね備えた、まさに「頼れる存在」。プレミアムモデルなら、さらに多くの家電製品を動かすことができ、快適な暮らしをサポートします。

名前EVパワー・ステーション
メーカーニチコン
メーカー希望小売価格(税別)498,000~1,280,000
出力3kVA~6kVA
本体大きさ(重量)W809×H855×D337(88kg~91kg)
定価45万円
保証期間
CEV補助金金額
本体代(プレミアの場合)1,000,000円~1,200,000円
工事代約30~40万円

マルチV2Xシステムは、V2Hにとどまらず、V2Gにも対応した未来を見据えたシステム。HEMSとの連携でエネルギー管理をスマート化し、災害時にも安心のレジリエンスを確保します。

名前マルチV2Xシステム
メーカーオムロン
メーカー希望小売価格(税別)¥1,600,000~
出力6kVA
本体大きさ(重量)W430×H660×D264(約25kg)
定価45万円
保証期間
CEV補助金金額
本体代(プレミアの場合)1,000,000円~1,200,000円
工事代約30~40万円

Eneplatは、太陽光発電システムとの連携を重視したV2Hシステム。余剰電力を無駄なく活用し、光熱費削減に大きく貢献します。停電時にも安心のバックアップ電源として、快適な暮らしをサポートします。

名前パナソニックEleplat(エネプラット)
メーカーパナソニック
メーカー希望小売価格(税別)¥2,480,000~
出力3kVA~6kVA
本体大きさ(重量)W525×H770×D162(約38kg)
定価45万円
蓄電池ユニットを後付けすることが可能
保証期間
CEV補助金金額
本体代(プレミアの場合)約210万~250万円
工事代約30~50万円

SMART PV EVOは、太陽光発電システムとV2H機能が一体となった画期的なシステム。省スペースで設置でき、太陽光発電の電力を最大限に活用できます。停電時にも自立運転で電気を供給し、安心・快適な暮らしを実現します。

名前SMART PV EVO
メーカー長州産業
メーカー希望小売価格(税別)¥1,760,000~
出力6kVA
本体大きさ(重量)W420×H1250×D210(約55kg)
定価200V対応、全負荷、トライブリッドパワコン、
標準塩害対応、工事瑕疵保証10年、
蓄電池ユニット(6.3kWh~12.6kWh)
保証期間
CEV補助金金額
本体代(プレミアの場合)約200万~230万円
工事代約25~35万円

工事代金内訳

一般的に、V2Hシステム全体の導入費用は、100万円〜200万円程度が相場と言われています。しかし、製品の機種や機能、設置場所の状況、工事の工程などによって価格は大きく変動するため、あくまで目安として考えてください。

商品代設置費用
1,000,000円~1,500,000円程度250,000円~400,000円程度

※弊社では標準で以下の工事内容が含まれています。

・本体設置作業(機器の取付け、固定)
・配線工事: (電源引込、接地工事等)
・電力切替盤の設置
・各種申請費用(各種許可申請、書類作成)
・運搬費(機器および資材の配送)

メリット

V2Hは、対応している電気自動車があれば利用することが出来ます。
すでに電気自動車を所有している場合は、V2Hシステムの費用のみで導入することが出来ます。もちろん電気自動車なので車として使用することもでき、家庭用蓄電池よりも大容量であります。

家庭用蓄電池は、容量次第ですが70万円程度~15kW以上で高いものだと300万円を上回る機種もあります。PHEV(プラグインハイブリッド)では18kWh前後、EV(電気自動車)だと40kWhを超える車種も多く存在しており、家庭用蓄電池と比べて4,5倍以上の容量がありますが価格にはそこまでの差はなく費用対効果は高いと言えます。

圧倒的な容量を誇る電気自動車は、停電した際に大きな蓄電池として作用します。PHEVはEVと比べて蓄電容量が多くはありませんが、エンジンをかけると発電することができます。
例えば、トヨタのプリウスPHEVは、ガソリン満タン時に約55kWhの電気を発生させることが可能です。停電などの非常時に約5.5日分の電力を供給することが可能です。
災害時は発生から3日は人命救助が最優先と言われており、5日間電気を供給することができればライフライン復旧までの安心となります。

ショッピングモールやディーラーには無料充電設備があることがあります。V2Hを使用して、車に充電した電気を自宅で使用すれば電気代の削減することができます。
また、太陽光発電システムとの併用や時間帯別電気料金プランで深夜電力が安いプランを使用して深夜充電し、日中の電力とすることでさらなる電気代の削減を行うこともできます。

デメリット

現在販売されているEV・PHEVのすべてがV2Hシステムに対応しているわけではありません。
車種やグレードによって対応しているもの、V2Hの種類によって対応しているものと様々になっています。
所有している車のディーラーや電気工事店に一度ご相談いただくことで、そもそも対応しているのか、どのメーカーのものが使用できるのかなどのアドバイスを貰うことができます。

V2HシステムはEVのバッテリーを有効活用できる便利なシステムです。家への電力供給をすることによって充放電のサイクル数が増加しますのでバッテリーは劣化します。

劣化の原因
・過充電や過放電
・高温や高湿
・サイクル数を超えた使用
等があげられます。

残量が20~30%になったら充電し80%程度で充電を停止するという利用方法が電池を長持ちさせるのに一番効果的だと言われています。有効活用できるようにいたわり充電をしていきましょう。

V2H導入には、その導入費用の高さがネックとなることが多いです。製品と電気工事を含む工事費用で200万円以上の負担が発生することもあり、そこで導入を諦めてしまうこともあるでしょう。
複数の販売店に見積もりを取り、導入費用、サービスや保証内容などの比較やCEV補助金やその他の補助金を受けることができるのか確認して導入を検討することが大切でしょう。

従来のV2Hでは、EVを所有していないとシステム自体が機能せず、家庭への電力供給ができません。これは、V2HがEVのバッテリーを家庭用電源として活用することを前提としているためです。
ただし、最近では蓄電池を併設できるタイプのV2Hも登場しており、EVがない時でも太陽光発電などで充電した電力を家庭で利用できるようになっています。しかし、蓄電池の導入には追加費用が発生するため、コスト面での負担が増す可能性があります。

V2H補助金を活用しよう!

V2Hの導入には、国や地方自治体からの補助金制度があります。補助金制度を活用することで、導入費用を抑えることができますのでご紹介します。

DER補助金CEV補助金
補助金額最大120万円と非常に高額
(2023年度)
最大45万円の補助金
(2024年度)
予算の状況予算が非常に少ないため、数日で終了昨年より予算が増額されています
条件実証実験への参加義務実績報告のみ

千葉市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金

⚪︎補助対象経費の1/10補助(上限25万円)

まとめ

V2Hは、電気自動車のバッテリーを活用して家庭に電力を供給する画期的なシステムです。

初期費用は高額ですが、補助金制度を活用することで導入しやすくなっています。電気自動車を所有している方は、V2Hを導入することで、停電時の安心感を得るだけでなく、電気代の節約にもつながります。

太陽光発電システムとの併用で、さらなる光熱費削減も可能です。V2Hは、環境に優しく、経済的なメリットも大きい、持続可能な社会に向けた一歩となるでしょう。

この記事で紹介した情報を参考に、V2H導入を検討してみてはいかがでしょうか。